超訳百人一首 うた恋い。 第8話「末の松山 清原元輔/実方と諾子 藤原実方朝臣」
超訳百人一首 うた恋い。さらに、詠み人の「最もロマンチックで恋愛な」説を選んで物語を作っているようです。
前半のメインヒロインが小町なら、後半のメインは清少納言。
導入として、父清原元輔から入ったのが巧いですね。
息子の悲恋を親として見届け、娘清少納言には親として道を示す。
うーん、かっこいい。超好人物に元輔が描かれていたのが印象的でした。
後半は清少納言「諾子」説をベースに、交際があったとされる実方との切ない恋物語。
「燃ゆる思ひ」なんて言葉、すでに平安時代にあったんですね。
さすが元星宿様、子安さんの実方は艶があって良いですなあ(^^)
清少納言すでにバツイチだった

良き友ではあるけれど、所帯は持つまじを貫いた実方。
しかしあんな歌を詠んでおいて、よくストップがかかりましたね。
彼にとって清少納言は特別な存在だったのかも。
恋としては悲恋に終わり…なんか清少納言がらみは悲恋が多いなあ。
相変わらず定家のアバンはぶっ飛んでましたが、導入としてはいいんですよね。
スクープ記事が本編につながっていくところが秀逸。
しかし定家に新聞配達をさせるとは…凡人にはとても思いつきません^^;

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コメント
清少納言の兄も不憫過ぎですがこれが平安時代の恋愛事情なんですね。清原元輔も親としては将来を誓い合った息子の元恋人に向けて詩を送るとは……親バカの苦言すら芸術となるのが凄い(汗)
そして何の因果か娘の方もバツ一となって、様子見に来たのが後の『源氏物語』の主人公、光源氏のモデル(の一人)……実方さん。こちらも清少納言の余りにも凄い才能に嫉妬やら独占欲ならで……時に才能は恋愛を破綻する。
確か清少納言の前の夫って橘 則光で『暴れん坊少納言(かかし朝浩 作)』では貴族って言うよりも武士って感じになっていたよね……。
(この作品もかなりの超訳ぶりです……)
2012-08-21 17:43 YF-19k(kyousuke) URL 編集
Re: タイトルなし
コメントどうもです。
> これが平安時代の恋愛事情
…すでに通信制度はありましたが、今も昔も、遠恋は厳しいものですね。
元輔の歌がああいう経緯だったという解釈は今回はじめて知りました。
当時としても珍しいケースなのでは。
清少納言と関係があったとされる実方、紫式部の超大作のモデル。
少納言と式部のバトル勃発か^^;
清少納言は和歌の才能が父ほどないと悟って、新ジャンルの開拓に走ったという説が有力。
百人一首に入った歌からどう枕草子の執筆に入っていくか、うた恋いの解釈が楽しみです。
2012-08-21 20:55 のらりんはうす URL 編集